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フィルムケースのお雛様 

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小松東町の自治会長の奥様Kさんは、
何でも出来るおばあちゃんだ。

おばあちゃんと言ったら怒られるかもしれない、
きっと昔はたいそう美人だったろうな、と思わせられる
今もこぎれいにチャキチャキと何でもこなす元気な人だ。

Kさんは、普段から和服を着て自転車に乗り、
毎日毎日小松中を走り回っているが
その合間に一息つきに、たまに太尊に寄ってくれる。

そのたび、面白い話やおばあちゃんの豆知識みたいなことを
びっくりするくらい色々教えてくれるのだ。
母が早く亡くなったからか、
私は女が女に世代の手渡しで伝えていくような
そんな日常のこまごましたことや料理の仕方や、
衣食住の小さな知恵を授けてもらうことが好きだ。

連休中でも走り回っているんだなぁ、と思いながら
Kさんの話を聞いていたら、「そうだ、これあげよ」と
巾着からこのちんまりしたお雛様を出してくれた。

デジカメが普及してからとんと見なくなったけど
カメラのフィルムが入っているプラスチックのケース。
あれを軸にして作ったお雛様なんだそうだ。

底の部分からパカッと開けて物を入れられるように作ってあり、
病気で入院した気心の知れたお友達のお見舞いに行くときに、
片方のお雛様にお手紙を、もう片方には500円玉をしのばせる。
500円玉を20枚、ちょうど1万円分入るらしい。
粋なことをするなぁと、感心した。

「和紙を切って貼り重ねていって、
ちまちまちまちま、作るんやでー。
こんなんでも意外と時間かかんねん。
一日5組作るので精一杯やー。
不思議なもんでな、イライラしてるときに
お雛様の顔を描くと、不思議~とキッとした顔つきになんねん。
だから、気持ちのやさしーい時に描かな、あかんねん」

この、お雛様がキッ!と言うときに、
ちょっと茶目っ気出して、キッとした顔をして見せて、
私をひと笑いさせると、満足したように「ご馳走さん」と言って、
チャリチャリと自転車をこいでお帰りになった。
もう60も半ばか70近いと思うのだが
いつまでも元気で居て欲しいと思う。

小松の町には、素敵なご年配の方がたくさんいる。


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