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子供の成長 

お昼の営業が終わっても、何かと仕込みがあって、
珍しく店にいて、仕込みをしている昼休みのこと。

ドンドン!と入り口のガラスを叩く音がする。

あたしはタバコの販売も商っていて、店の前に自販機を置いている。
タスポ導入以来、手売りのお客さんが増えたので、
休み時間でも何かと呼ばれるのである。

だから、「またタバコかー」と思いながらキクラゲを切る手を休めて顔をあげると、
高校生になる、近所の男の子のKだった。

来てくれるのは久しぶりだ。
何かと忙しいのだろう。この小松で顔を見ること自体が少ない。

この子のことは、小学生のときからよく知っている。
いつも家族で来てくれて、飄々として掴みどころがない性格は、子供の頃から変わらない。

「あきちゃーん、なんか食べさせてー」というのだけど
もう昼も3時を過ぎていて、湯釜の火を切ってから2時間近く経つ。
でも、Kがせっかく来てくれたのに、手ぶらで帰すわけにはいかない。

お湯が沸き戻るまで、時間がかかりそうだから、
「どて丼か焼き飯でいいかぃ?」
と聞いて、なんでもいい、と言うので、作って食べさせた。

こういっちゃなんだけど、やっぱり子供の頃から見てる子は、可愛い。

最近どうしてるの?とか近況を聞いたり、
いろいろ話をしている間に、餃子を焼いた。
猫の頭を撫でるように、餃子を焼きたくなったのだ。
食べんさい、と言いながら、押し付けた餃子を喜んでくれた。
餃子がうれしいんじゃなくて、あたしが喜んでるので喜びが移ったんだろう。

それにしても、大きくなったよなぁ。
あんなに小さくて、首なんか細っこくて、折れちゃいそうだったのに
久しぶりに見たら、しっかりと高校生の男の子になっていて
なんだか母心ってこんなもんだろうか、と思ったりした。

身体だけじゃなくて、早く大人になって一人暮らしをしたいとか、
先のことを考えていたり、精神的にも成長していて、
あたしがラーメン作ってる間に、こんなに成長したのかぁ、と驚いた。

でもショック。

Kったら、
「あきちゃん、いい親になりそうなのになぁ。あ、でももう遅いかぁー」だって。
余計なお世話だよ、バーカ!と思ったが、そうかもなぁ。
今が楽しすぎて、やめられないんだよ。

それにしても、可愛い。
両親とも仲良くさせてもらっていたが、
それすら関係ないくらい、可愛い。

食べ終わるとKは、「ありがとー、また来るわぁ」と言って、
細い身体を揺らしながら、頭を下げ下げ、帰って行った。

ちょっと前まで、”こち亀”読んで喜んでいたのになぁ・・・。



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